世界の交差点! タイムズスクエア
NYで大人気ハンバーガー店! そのお味は?
セントラルパークとアメリカ自然史博物館で、時間と体力を消耗した私たちはもうヘトヘト。昨晩も夕食抜きでのスタートということもあり、さすがにお腹も空きまくり。こういう時は大体その辺でファストフードを食べるのですが、ここはニューヨーク。だったらニューヨークで人気のバーガーを食べたいですよね。
そこで色々探して出てきたのが、『5 Napkin Burger』。このハンバーガー屋は、その名の通り、ナプキンを5枚使わないと食えないくらいジューシーな肉のバーガーだそうです。
マンハッタンにもいくつか店舗があるのですが、私たちが行ったのはこの店舗。
アメリカ自然史博物館から歩いて10分くらい。既に1歩も歩きたくない状態ですが、千里の道も一歩より。歩きます。
道を歩いていると結構日本食のお店を見つけます。寿司とかラーメンとか。結構人気なのか、お客さんは入っている様子でした。
他にも、某いきなり出てくるステーキ屋のニューヨーク店も見かけましたが、お客は0でした。ステーキの本場アメリカで勝負してもまぁ難しいでしょうね。と、経営者目線で歩くこと10分、着きました。
よくある感じの店構えですね。気にしてないと通り過ぎそうになります。
ここで少しお店の概要だけ載せておきましょう!
5 Napkin Burger
- 住所:5 Napkin Burger, 2315 Broadway, New York, NY 10024
- 営業時間:11:30~24:00(土日は11:00~)
- ダイナー的な雰囲気で、地元の人も来ている沢山来ている様子。
早速入店すると、ウエイトレスさんが席を案内してくてました。店内入り口から席までのおよそ8メートル(アメリカなので約26.2467フィート)あったのですが、ここで事件が発生します。
道中にあったレジテーブルの際に置いてあった水(おそらく飲料水の入ったデカンタ)を彼女が誤ってひっくり返してしまいました。レジテーブルも水浸し。この瞬間私は「オワッタ」と思いました。機械が壊れて弁償とかになったらシャレにならないですからね。
この瞬間、ウエイトレスが放った一言は
本場のシットを聞きました。正直殴られないかドキッとしましたが、全力の作り笑顔でテーブルを拭いてくれました。一件落着。
ちなみにこの写真の席では、絵に描いたような白人のおばあちゃんが孫の誕生日パーティーをしていました。テーブルの食べ物を見てわかる通り、少女とおばあちゃんが食べきれる量ではないですね。
メニューを見てわかるかと思いますが、高い。まぁ大体予想はしていたんですが、チップを含めるとハンバーガー1個で20ドルくらいします。
「ニューヨークで人気だしな。高くてもそれを凌駕するくらい美味いに決まってらあ」そう心に誓いながら、1番人気の「5 Napkin Burger 」を注文します。せっかくということで、二人ともシェイクも注文。
ちなみに、店員さんも呼ばないと絶対に来てくれないし、手を挙げて呼んでも、「ちょっと待って、後で行くから」みたいな態度で、結局10分くらい待った気がします。私たちがアジア人だからなのか、店員がアメリカだからなのかは分かりませんが、良くも悪くもなんだか適当な感じでした。でも結局、そういうのが良かったりします。
彼女が頼んだのは、確かチョコレート系のシェイク。まさにパルプフィクションのヤツですね!これは想像以上の出来でちょっと興奮です。味に関してはめちゃくちゃ甘いですが、それがいいんですよね。こういうの初めて飲んだけどね。
お隣の誕生日の孫がめちゃめちゃ羨ましそうに、「なんでお前らはシェイクなんだよ~、私も飲みたいよ~」と嘆いていましたが、一口もあげませんでした。おばあちゃんに頼んでください。シェイクのカロリーがえげつないのは言うまでもありませんが、この後にバーガーがやってきます。
やってきました。まず驚いたことに、このバーガー意外と小さい。ビッグマックも言うてビッグじゃないと思うんですけど、そのビッグマックよりも少し大きいくらいです。
でも見た目は美味しそうなんですよね。一口いってみましょう!
美味い!まぁ、普通に美味い!くらいの美味さ!84点!いい!
にしてはやっぱり高いですね。高級バーガーです。日本だったらまず行かないですね。モスより美味しくて、モスよりも格段に高いバーガーでした。
なんだかんだお腹が空いていたのですぐに食べきってしまいました。そして、なんだかんだアメリカではじめての店内飲食でした。で、なんだかんだ50ドルくらいとられました。高級ディナーか!
以上、ニューヨークのハンバーガー屋でのお話でした。
ザ・観光名所、タイムズスクエアへ向かふ!
腹ごしらえもできたところで、目的地のタイムズスクエアへ向かいましょう!
現在地から、タイムズスクエアへの距離はというと、
大体、電車で15分くらいです。せっかく乗り放題の切符を購入しているので電車で行きましょう。
電車で揺られること約15分、目的地の駅に着きました。タイムズクスエアのすぐ裏くらいにある駅に着いたのですが、階段を登り切って、目的地まで裏道を歩いていました。目的地の有名な広告街は目前。少しほとんど到着です。しかし、そこで事件が起きます。
路地裏を歩いていた時の話です。私は先頭。2メートル後ろ、ソーシャルディスタンスを守った距離で彼女が付いてきている状態で歩いていました。
すると、身長190cmくらいありそうな黒人男性が二人、私の方へ寄ってきました。格好はキャップにパーカー、ダボっとしたズボンで、いかにもラッパー。
二人の内一人が、
"Hey, what's your name?"
と聞いてきたので、とっさに
"Taka"
と答えます。すると、
"Oh, Japanese!"
とか言いながら、私の名前入りのサイン付きCDを2枚、私に差し出しました。
今思い返せば、ここでCDを受け取ってしまったのが間違いでした。
「俺らラップやってて超有名だから聴いてくれ!」的なノリで来たので、つい...
すると二人は、
"Kihu"
合掌しながらこう言うんです。「キフ?」そんな単語聞いたことない。
何を言ってるんだと考えていたところ、気づきました。
「寄付...」
完全にやられた、そう思いました。しかし、CDを受け取ってしまった矢先、そう簡単には逃げられません。
"Sorry, I don't have much money"
いくら言っても聞いてはくれません。ずっと付いてきます。それなのに、
"We don't chase you"
とか大ウソつかれます。
仕方がないので、財布から2ドル出して渡しました。
「これしかないよ!CDくれたで一応は払うよ!けど、これ以上ないで!」
夢中でした。コッテコテの日本語で言い返したら、さすがに向こうもビックリ。
ヤベえやつだと思われたのか分かりませんが、途端に諦めてついてこなくなりました。
良かった。そう思って振り返ってみると、
彼女の周りには4、5人の黒人ラッパーモドキ達が。すると、彼らが彼女の財布から直接現金を抜いているではありませんか!これには仰天でしたが、時すでに遅し。
私が近寄った頃には、彼らはどこかへ逃げてしまってました。
彼女の被害総額は確認できただけでも、70ドル。
「緑のをくれ」と言われて、50ドル札を直接抜かれたそうです (50ドル札は緑色) 。
初めてのタイムズスクエアは苦い思い出の場所となりました。
恐喝まがいなことをされた私たちは、テンションダダ下がり。私はゆうて2ドルなので、イラっとしているくらいですが彼女の方は泣きそうです。初めてのタイムズスクエアもこれでは笑顔になれませんね。
とは言うものの、やっぱり来てみるといいですね。タイムズスクエアってイマイチなんのことなのかわからなかったのですが、いわゆる劇場街でした。至るところにミュージカル劇場があって、役者さんも店頭でチケットを売っていたりととても賑わっています。
先ほどの現金抜かれ事件以降、なかなかテンションは上がりませんが、見ているだけでも十分です。何かを買うとか、するとかそういうのではなくって、その場の雰囲気を楽しんでいました。
数枚、宣材写真を撮って、いくつか店に入ってみることに。
最初にやってきたのは、ディズニーストア。店の中は、ディズニーランドのショップそのもの。特に買いたいものがあったわけではないですが、中に入るとさすがの彼女も少し楽しそうでした。
タイムズスクエアの有名なお土産の一つはお菓子のM&M’sショップ。緑とか赤とかのチョコのアレです。先に言っておきますが、行ってません。すみません、テンションが乗らなくて行けませんでした。
次にやってきたのはこちら。リーバイスです。とピーナッツです。
店内は凄く良い感じ。けど、別に今はジーンズが欲しいわけでもない。ましてや、ニューヨーク価格。入店5分で外に出ます。店は凄く良かったんだけどね。
英語が喋れてもお金を取られてしまうんですね。こういった観光地では、話しかけられたり、親切にしてくれた方と変にフレンドリーにならない方がいいです。本当に。恩を仇で返される可能性のほうが十分に高いと言えます。もちろん、良い人も沢山いますよ。当たり前ですけど。
タイムズスクエアは先ほども言いましたが、特に目的が無ければ行ってお終い。みたいなところがあります。私たちがそうでした。ミュージカルをみるとか、有名なお土産を買うとか、そういった目的が無く、ただ行ってぶらぶらするのがいい人にはいいかもしれません!ただ、色々とリスクはありますよ!
そんなこんなで、戦意喪失している私たちは、気分転換を兼ねて次の目的地へ向かうことに。